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名古屋城木造復元、エレベーター不設置の撤回を求めるネット署名、ご協力のお願い
▽署名、詳細はこちら(外部リンク:change.org)
名古屋城木造天守復元、エレベータ不設置はバリアフリー法違反であり人権侵害!名古屋市の決定にストップ!!
下記、抗議内容。
1. EV 設置を求めるのは障害者団体のわがままでは無い
バリアフリー社会は市民みんなが共有するもの。EV は広く様々な市民、高齢者、障害者、妊婦、小さい子連れの方、体の弱い方、病気の方など、階段昇降が大変な方には必要です。1980 年代以降、多くの障害者団体が身を呈して声をあげ運動し、街や交通機関に EV 設置が進み、”誰にでも等しい利便性”は多くの市民へもたらされてきました。
2. 史実に忠実な復元って本当?
河村たかし名古屋市長は「原図通りに木造復元する」「だからEVは付けない」と言います。史実に忠実な城を望む方がいるのもよく分かります。しかし、もし「史実に忠実」で無かった場合どうなるのでしょうか?これは税金を投入して建設し、人が利用する新しい現代の建物です。建築法により、防火・耐震・避難などの設備が必要となります。「史実に忠実」と言いながら現在進められている工事内容は、基礎のコンクリー ト には鉄が使われ、耐震ダンパーも鉄製です。その他照明などの電気設備やその配線も付きます。スプリンクラー設置に至っては、外にタンクが設置され、配管は壁の外から穴を通して水を送り込みます。避難用には、原図にない階段も作られます。何故EVだけ頑なに排除しようとするのでしょうか?
3. バリアフリーは世界共通!
ローマのコロッセオ、ウィーンのベルヴェデーレ宮殿、中国の万里の長城など今や世界の歴史的建造物にはEVが付けられています。世界では歴史的建造物の保存とバリアフリー設備の設置は共に大切な価値と考えられ共存しています。
国連の障害者権利条約をはじめ、国内の法律もバリアフリーを義務付けています。
日本は障害者権利条約に批准し、障害のある人の権利の保障を世界に宣言しています。2020年東京オリンピック・パラリンピック開催で海外から多くの観光客を迎えるに当たって、バリアフリーをさらに推進する必要があり、又、名古屋城は特別史跡として、それを率先して進める立場にあります。先進国である日本の三大都市名古屋がこのような事態をこのまま受け入れてしまうことは世界各国の方々からはどのように映るのでしょうか?
4. 新技術は EV より優れている?
市長は、新技術が完成すれば、この技術でどこでも登れると言います。
私たちも技術の進化は大いに歓迎ですが、河村たかし名古屋市長のこれまでの説明では、二足歩行のロボット、パワーアップした人がカゴにおぶって登るなど全く未熟な技術。EVは新しい動力の誕生から 180 年かけて進歩しました。これほど多数の人間を同時に確実に、安全かつ迅速に移動させる技術はありません。曖昧な思考で人の未来や尊厳を奪うことがあって良いのでしょうか?
5. バリアフリーの考え方って何?
河村たかし名古屋市長は障害者を個々に登れるようにするのがバリアフリーだと思っているようです。通常は、みんなが通る通路の障壁を取り除くのがバリアフリーの考え方です。特別な方法、 特別な通路はむしろバリアフリーに反します。「復元」であっても新しく建てる公共施設。それがまったくバリアフリーに対応していない。2019年に河村たかし名古屋市長が施行する「障害者差別解消条例」は一体どうなるのでしょう?
- 愛知県の大村秀章知事
愛知県の大村秀章知事は、名古屋市が木造復元する名古屋城天守閣にエレベーターを設置しない方針を示していることについて、記者会見で「障害者の基本的人権に関わる問題で、極めて重大な事案だ」と指摘、県としての対応を検討する方針を示した。(2018年5月14日:朝日新聞) - 城郭考古学者・千田嘉博教授
私たちが今つくるべきなのは、今の時代にそくした誰もが豊かな文化とわが国固有の歴史を体感できる史跡です。障害などによってそれを享受できない人がいてはいけないのです。(2108年8月17日Yahoo!ニュース)
私たちは、「エレベーター設置」が実現するまで、障害者団体はもとより、高齢者や子育て世代の方々、市民団体とも連携し、今後も様々な行動を継続して参ります。そのことがこれまで築いてきたバリアフリー化による、街や交通機関の”誰にでも等しい利便性”をさらに広げるものだと思い活動を継続し引き続き、河村たかし市長、名古屋市へ「復元する名古屋城木造天守閣エレベータ不設置」撤回を求めます。
以上
WINがグローバルパートナーシップ賞を受賞!
12月3日は国際障害者の日です。この記念すべき日に、日本のCILがアジア・中南米・アフリカでのCIL設立・支援をしてきたことを称え、アメリカのCILアクセスリビングからWIN(世界のCILネットワーク)に対して「グローバル・パートナーシップ賞」が贈られました。日本を代表してJIL代表の平下さん(夢宙センター)がスカイプ越しにスピーチし、現地でインターン中のノアこと大橋さんが盾を受け取りました。2016年に来日し、夢宙センターでおもてなしを受けた副代表のデイジーさんが、改めて日本の障害者リーダーが行ってきた貢献をアクセスリビングのみんなに説明。平下代表からは、日米の関係強化に大きく寄与し、コスタリカにも来てくれたアクセスリビング代表のマーカ、来日してくれた副代表のデイジー、そして日本のユースをいつもエンパワメントしてくれるアンバーの名前を挙げながら、感謝の気持ちと、これからも世界のIL運動のために日米関係を強化していこう、というスピーチがありました。2014年から数えて5年目。日米の相互訪問を通じて、ILを通じた障害者のつながりが強まっています。WINは、ILに出会うことを、同じ思いを持つ仲間との出会いを待っているひとりひとりの仲間のために、これからも力をあわせて活動を進めていきます。Lead on!
(自立生活センターSTEPえどがわ 曽田夏記)
Happy International Day of Persons with Disabilities! Today became a big day to us as Access Living presented a “Global Partnership Award” to WIN for having contributed to the establishment and development of CILs in Asia, Central and South America, and Africa. Kozo Hirashita, President of the JIL (Japan Council for Independent Living Centers) delivered a short speech, while Noah accepted the award in person. Kozo expressed his deep gratitude especially to Marca Bristo, President& CEO, who have first contributed to build a friendship between U.S. and Japan, to Daisy Feidt, Vice President, who have then strengthened our friendship through her visit to Japan, and finally to Amber Smock, who have been always there to empower Japanese youth with disabilities.
It has been 5 years since Satoshi Sato, Director General of DPI Japan, took an initiative to start a dialogue with American leaders with disabilities in 2014 for the Global IL Movement. Today we have witnessed our bonding getting stronger and stronger through our continuous exchange. We, members of WIN, will continue our collective efforts for every single person in this world, who is waiting for us to touch their lives through the philosophy and practice of IL. Lead on!
(Message written by Natsuki Soda, CIL STEP Edogawa, Japan)
名古屋城建て替え問題について
私たち全国自立生活センター協議会は、2018年5月28日の第27回全国自立生活センター協議会協議員総会にて下記のアピール文を採択いたしました。
名古屋市長 河村たかし様
名古屋城建て替え工事
誰もが天守閣まで行けるエレベーターの設置を求める
全国自立生活センター協議会(JIL)アピール
全国自立生活センター協議会(JIL)
代表 平下 耕三
192-0046 東京都八王子市明神町4-11-11シルクヒルズ大塚1F
TEL:0426-60-7747 FAX:0426-60-7746
私たちは、全国各地にある計127箇所の自立生活センターの協議団体であり、障害当事者が主体となって、障害のある人もない人も、誰もが分け隔たれることなく、ともに育ち、学び、働き、遊ぶなど、ともに生きることがあたり前の社会をつくることを目指して活動しています。本人と電動車椅子とを合わせた総重量が100kg以上、200kg以上となる会員も多数所属している団体です。
私たちは、この度名古屋市が地元の障害者たちの強い反対の声があることを知りながら、かつ、反対の理由をよく聞き、十分な検討をすることなく、名古屋城木造新天守閣にエレベーターを設置しない方針を決めたことに対し、強い怒りと深い失望を抱えています。
河村たかし市長は、現天守閣のバリアフリーが不十分であることを挙げ、市がエレベーターの代替策とする「新技術の開発によるバリアフリー」によって、むしろ今よりも良くなる旨の発言をされ、その具体的な案として「階段を上がっていく介護ロボット」「はしご車」などを挙げたとの報道がされています。エレベーターを設置しない理由は、「史実に忠実な復元ではない」ということですが、エレベーターさえ取り付けなければ、事実に忠実な復元となるのでしょうか。復元とはいえ不特定多数の来客のある新築の建物である以上、スプリンクラーの設置や耐震基準をクリアする構造にしなければならない時点で、史実に忠実とはいえません。また、4年後の完成時に新技術が実用化できていなかった時の責任は誰がどのように取れるというのでしょうか。
私たちは、名古屋城天守閣が建築当時のまま現代も残っている歴史的建築物であるならば、それを壊してまでエレベーターの設置を要求しているのではありません。わざわざ壊して建て替える工事であるのにもかかわらず、「史実に忠実な復元」という名の下に今よりもバリアフルな建物にし、なんの裏付けもない新技術を掲げ、障害者権利条約、障害者基本法・差別解消法、愛知県条例といったものの趣旨や理念を無視し、歩行の困難なものたちを排除しようと決めたことに怒っているのです。
これは明らかに障害者差別です。私たちは、条約・法律・条例をも反故にする名古屋市の方針に断固抗議し、次のような要望をいたします。
1. 名古屋城木造天守閣復元工事を即刻中止すること
2. エレベーターを設置しない方針を全面的に見直すこと
3. 新技術が実用化され、エレベーターの代替手段として十分機能するものと認知されるまでは工事を中止し、障害者団体を交えた話し合いの場を設けること
以上
キリン福祉財団助成事業
世界を変える日米障害者リーダー友好事業~誰も取り残されないILをめざして~
キリン福祉財団助成事業
世界を変える日米障害者リーダー友好事業
~誰も取り残されないILをめざして~
アメリカ自立生活IL運動の現在!March.2018
この度、全国自立生活センター協議会ではアメリカの障害者リーダー2名をお招きし、東京・大阪・松山の3箇所で講演会/座談会を開催することになりました。
各会場でテーマを変えてお話いただきます。
ADAの効果やアメリカのIL運動について、日本で聞くことができるまたとないチャンスです!
また、交流を深めお互いに学び合える素晴らしい機会となるよう、みなさまのご参加をお待ちしております。
ぜひお近くの会場へお越しください!
※各会場によりお申込先が違います、お間違いないようお気をつけ下さい。
講演会in東京
アメリカのIL運動の今:NCIL代表ブルース・ダーリング氏
障害種別を超えた運動 :副代表 サラ・ラウンダービル氏
日時:2018年3月16日(金)14:00~17:00
会場:東京都議会議事堂2階 第2会議室
定員:70名 ※手話通訳・文字通訳あり
ウェブ申し込み:http://bit.ly/2CcaMPd
住所:東京都新宿区西新宿二丁目8番1号
最寄駅:都営地下鉄大江戸線「都庁前駅」
アクセス:http://www.metro.tokyo.jp/tosei/tosei/soshikijoho/kotsuannai.html
お問合せお申込み:全国自立生活センター協議会
TEL:0426-60-7747
FAX:0426-60-7746
対談会in大阪
日米の自立生活運動の歩み 今を語る
NCIL代表ブルース・ダーリング氏 & DPI日本会議副議長 尾上浩二氏
日時:2018年3月20日(火)13:00~17:30
会場:住之江区オスカードリーム3階 オスカーホール
※手話・文字通訳あり
住所:大阪市住之江区新北島1-2-1
最寄駅:地下鉄四つ橋線住之江公園駅 ニュートラム 住之江公園駅
住之江バスターミナル直結
アクセス:http://oskerdream.jp/access.html
お問合せお申込み:自立生活夢宙センター
TEL:06-6683-1053
講演会in 松山
自立生活全米史~障害種別を超えて~
副代表 サラ・ラウンダービル氏
日時:2018年3月20日(火)14:00~16:30(受付13:30~)
会場:松前総合文化センター2階 ふるさと学習室
定員:100名 ※手話通訳・文字通訳あり
住所:愛媛県伊予郡松前町大字筒井633番地
最寄駅:伊予鉄道郡中線 松前駅より:徒歩約10分
松前駅はスロープがないため、車いすの方は古泉駅をご利用ください。
アクセス:https://www.masaki-bunka.jp/access/index.html
お問合せお申込み:自立生活センター星空
TEL:089-989-8336
この事業はキリン福祉財団の助成により、アメリカの障害者リーダーを日本へ招聘し、ADAの効果について学ぶと共に、日米協力について日米の障害者リーダーが共に協議・検討していくなかで、日本の自立生活センターの組織運営や次世代育成を強化し、さらに、アメリカ全土に広まっている「障害プライドパレード」についても詳しく話を聞き、障害を恥ではなく「誇り」そして「力」として生きていくことを当事者自らが積極的に発信していくことを日本にも広く広めていこうとする活動です。
NCILとは:1982年に設立された、全米障害者自立生活センター協議会。
障害者によって運営されている草の根の全国組織としては、最も歴史のある組織です。NCILは障害者の価値が尊重され、また障害者が社会にフル参加している世界をビジョンとし、障害者の権利と自立生活を促進しています。
米国ハリケーン・ハービー被災障害者義援金募集の呼びかけ
関係各位
米国では2017年8月25日に上陸したハリケーン・ハービーによる水害の被害が出ています。 特に被害が大きく報道されたテキサス州やルイジアナ州におけ る被害状況について、Houston CIL(ヒューストン自立生活センター)やTexas SILC(テキサス州自立生活センター協議会)を通じてお見舞いのメッセージ を送りました。
テキサスへはこの夏、8月初めにアメリカのIL運動のリーダーを訪ねてCILやADAPTなどを訪問してきたばかりです。 一日も早い復興を願うとともに、被 害を受けた障害者が取り残されないように我々としても声を上げて仲間の支援活動を応援していきたいと思います。2011年の東日本大震災の時にはアメリカからマーカ・ブリスト氏が中心になっ て障害者への義援金を集め、送ってくださいました。
今回、全国自立生活センター協議会(JIL)とDPI日本会議(障害者インターナショナル)では上記の2者(Houston CILとTexas SILC)と連携して、特に被害 にあった障害者の救援活動を支援していく予定です。
そこで最優先課題として救援活動のための資金を募りたいと思います。
ぜひ皆様のご協力をお願いいたします。(*物資の受付は現在行っておりません)
■米国ハリケーンハービー被災障害者義援金受付口座についてのご案内
東北関東大震災救援本部は、2014年度末で活動を終了いたしましたが、緊急の基金の専用口座の開設手続きにはたいへん時間がかかるため、救援本部の口座 で「使途限定」で受け入れいたします。
(1)郵便振込の場合は
口座番号:00140-7-429771
口座名義:東北関東大震災障害者救援プロジェクト
*通信欄に「米国ハリケーンハービー被災障害者義援金」とお書きください。
(2)銀行振込の場合は
ゆうちょ銀行 〇一九(ゼロイチキュウ)支店
口座番号:(当)0429771
口座名義:東北関東大震災障害者救援プロジェクト
*お振込みの際は、「米国ハリケーンハービー被災障害者義援金」へのお振込みであることを 全国自立生活センター協議会(042-660-7747又はoffice@j-il.jp)までご一報ください。
【呼びかけ人】
平下 耕三(JIL代表) 佐藤 聡(DPI日本会議 事務局長)
トークイベント&ワークショップ「知的障害者の自立生活がなぜ必要か?どう実現するのか?」
日 時:2017年6月3日 18:00 – 21:00
場 所:大田区消費者生活センター
〒144-0052
東京都 大田区蒲田五丁目13番26号の101
参加費:500円
趣 旨:自立生活声明文プロジェクトでは、地域での実践事例を基に、知的障害者の自立生活は「なぜ必要か?」「どう実現するのか?」を話題提供者と参加者が一緒に考えていく相互学習イベントを実施します。
◎『知的障害者の自立生活に関する声明文』の紹介 スライドトーク
◎話題提供① 実践事例より
NPO法人グッドライフの実践から
話題提供者:末永弘[スエナガヒロシ]
1968年生。介護者(ヘルパー)、支援者、介護コーディネーター。17歳、ろうの障害当事者と出会う。20歳、大学を退めて自立障害者のヘルパーとして働く。23歳、「自立生活企画」の設立に関わる。以後、「自立生活センターグッドライフ」、「ピープルファーストはなしあおう会」(現ピープルファースト東京)、「ピープルファースト東久留米」等の設立に関わる。
◎話題提供② 実践事例より
NPO法人はちくりうすの実践から
話題提供者:櫻原雅人[サクラハラ マサヒト]
NPO法人はちくりうす管理者、理事。
19歳の時に重度の自閉症男性との出会いから地域でともに生きるということをテーマに1986年マジカルハウス柿のたねを立上げ2005年にはちくりうすを設立。
きっかけとなった男性は1996年からシェアハウスという形で自立生活を継続中。
◎グループワーク
声明文、話題提供者からの話題提供を基に、参加者でのグループワークを行います。感想、疑問、提案等をグループ毎にシェアして、全体共有をしていきます。
ファシリテーター:楠目昌弘[クスメマサヒロ]
障害平等研修(DET)理事・ファシリテーター。
サラリーマンを経てシステムエンジニアとして活動していた8年前、病気を発症して車イスの生活に。2015年よりファシリテーターとして活動。
自立生活声明文プロジェクトとは?:
意思決定支援や常時介助を必要とする知的障害のある人たちに提案される『生活』は、家族との同居、グループホーム、入所施設に限られていることが多くあります。
現行の『障害福祉サービス』を活用することで地域の中で自立した生活を構築することが可能になってきている状況の中で、障害者支援に関わる人たちが『最初に提案される選択肢』として地域での自立生活を意識してあげていく必要があると、わたしたちは考えました。
このプロジェクトでは「知的障害者の自立生活についての声明文」を提案し、広くシェアしています。
情報保障について:
手話通訳等の情報保障を必要とされる方はお問い合わせ下さい。
問い合わせ・連絡先:
Mail:jirituseimei@gmail.com
電話:070(5572)7004 (中村和利)
H P:http://jirituseikatu.jimdo.com/
facebookページ:https://www.facebook.com/jirituseikatu/
Twitter:https://twitter.com/daremogatiikide
中古電動車いす提供のお願い
当会では、協力団体のNPO法人さくら車いすプロジェクトと協働して
アジア・アフリカ等の自立生活センターを中心に中古の電動車いすを寄贈する活動をしています。
現地の障害者リーダーがロールモデルとなり、電動車いすを利用して外出することで、
各国のバリアフリー、自立生活運動の促進を目的としています。
ぜひ、乗らなくなった電動車いすをご提供ください!
4月には、モンゴル、パキスタンに向けてコンテナを輸送する計画があり、電動車いすが不足しています。
特に、アジアでは、交通アクセスが整っていないため
折り畳みが可能で車に載せられヤマハのJWシリーズなどの簡易電動も人気です。
関東近隣は集荷にお伺いしています。
まずは、お電話、FAX等でお問い合わせ・ご連絡ください。
ご協力よろしくお願いいたします!
相模原で起きた障害者殺傷事件に関する抗議声明
2016年7月29日
相模原で起きた障害者殺傷事件に関する抗議声明
全国自立生活センター協議会
代表 平下耕三
私たちは、どんな重度な障害があっても地域で当たり前に生活する社会の構築を目指し、全国各地に計127カ所のセンターからなる障害当事者団体である。
このたび(2016年7月26日)に発生した相模原殺傷事件に関して多くの障害者の命がうばわれ、たくさんのけが人が発生したことに関して悲しい気持ちでいっぱいである。犠牲になられた方のご冥福をお祈りし、負傷された方々に心よりお見舞い申し上げます。
今回の事件は、容疑者の犯行の動機を含め、事件の全容解明が待たれるところだが、いかなる理由があろうと、「障害があること」を理由に人命が奪われて良い訳はない。容疑者は障害者の存在を否定し抹殺する方が良いというような趣旨の思考の持ち主であったような報道もされているが、もしこれが事実であり、今回の犯行の動機となったということであれば、優生思想そのものであり、強い怒りを覚え、深い悲しみに打ちひしがれる。ここに改めて私たちは優生思想の撲滅に向けて闘うことを誓う。
一方、容疑者の病歴から措置入院のあり方を見直すという報道があるが、これには議論の方向性と報道のあり方によっては、犯罪と障害を安易かつ一律に結び付けるような偏見を助長しかねないことから、丁寧かつ慎重な議論と報道のあり方を求める。もちろん犯罪に対する罰と償いは求められて当然であるが、犯人個人の問題として終わらせることなく、こうした思考、行動を生み出してしまう原因の一つに、社会の側が持つ問題があるかもしれないということにも目を向けるべきと考える。
2014年に日本も批准した国連の障害者権利条約と本年4月から施行された障害者差別解消法は、多様性を認め合い、インクルーシブな社会を目指したものである。私たちは、条約と法律の趣旨が広く浸透し履行されていくことで、今回のような事件がなくなると信じ、今後も障害種別を問わず必要な支援が行き届き、地域での自立生活が確立できるよう活動していくことを誓う。
『季刊 福祉労働』150号記念講演会&シンポジウム開催のご案内
『季刊 福祉労働』は3月25日刊で150号を迎えました。1978年12月の創刊以来38年間、出版界をめぐる厳しい状況の中で続けてこられましたのも、読者・執筆者の皆様方のご支援と、障害当事者運動、そこに関わる方々、共に学び・働き・暮らす社会をつくるために現場で奮闘されておられる方々、様々な問題の検証、情報・知見の提供をしてくださる研究者の方々のご協力のお蔭と、心より感謝申し上げます。
本誌は、障害の種類・程度によって障害児を特殊(現・特別支援)学校・学級に振り分ける、養護学校義務化の全国実施(1979年4月)に反対し、障害があってもなくても、地域の学校で共に学び・育ち合うことを求める障害児者、親、教員・保育・福祉・医療関係者など、広範な市民運動を結ぶメディアとして創刊されました。以来38年間、本誌は、障害者が分け隔てられることなく、地域社会で共に育ち・学び働き・暮らすインクルーシブな社会をめざす障害当事者の活動と、親、教育・保育・福祉・医療関係者、研究者、市民、行政の取組みと情報の交流をはかり、また海外の障害当事者運動や法制度の紹介に努め、具体的な政策提言をしてまいりました。
この間、障害政策においては、障害福祉サービス、アクセスに関する設備・ハード面での整備、所得保障、障害者雇用、欠格条項の見直し・差別解消法と合理的配慮規定等々、障害のない者と比べての完全な平等には程遠いものの、一定の前進があったと評価できるかと存じます。
しかし、その一方で相変わらず変わっていないのは、障害ニーズによって分ける教育(特別支援教育)であり、先進国中で最多・最長と言われる精神科入院の実態(閉じ込めの医療)です。
そしてこの間の取組みにもかかわらず(あるいは取り組みの成果としての地域福祉の整備の結果)、早期療育・発達支援、特別支援教育、放課後等デイサービス、卒後のデイセンターや就労移行支援、特例子会社等々、特別な支援を特別な場で行う「障害児者専用」の場・サービスが充実すればするほど、分離が多様化・早期化しています。
そこで私たちは、養護学校義務化反対運動の原点に戻り、下記のように本誌150号記念講演とシンポジウムを企画いたしました。
『季刊 福祉労働』150号記念の講演会・シンポジウム
日時:2016年5月22日(日) 午後1時~5時(開場:12時30分)
場所:東京しごとセンター地下講堂 東京都千代田区飯田橋3-10-3(JR飯田橋東口、地下鉄東西線・南北線・有楽町線、大江戸線飯田橋駅下車)
プログラム
午後1:20~2:10 記念講演:堀智晴さん(元大阪市立大学教授)
「より早期からの多様な分離が進む中で共に学び・育つ保育・教育の現状と展望」
2:10~4:40 シンポジウム:「より早期からの多様な分離が進む中で共に学ぶ経験をどう伝えていくか」
平本 歩さん (バクバクの会・編集長 人工呼吸器ユーザー)
梅村 涼さん (地域の小・中学校で学び、3浪3留で高校を卒業、現在、西東京市で自立生活)
海老原宏美さん (NPO法人自立生活センター東大和理事長、呼ネット副代表)
柴田靖子さん (2児の母親、水頭症協会「ぱどる文庫」編集長)
宮澤弘道さん (都内公立小学校教員)
資料代:1000円
情報保障:PC文字通訳、手話通訳、資料テキストデータ提供
問い合わせ先:福祉労働編集部 小林
株式会社 現代書館
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-2-5
tel:03-3221-1321 fax:03-3262-5906
e-mail:fukushirodo@gendaishokan.co.jp
ご参加希望の方は、お名前/ご住所/お電話番号/メールアドレス/所属団体/情報保障の必要な方はその旨を ファクス 03-3262-5906 か メールfukushirodo@gendaishokan.co.jp にて5月20日までにお送り下さいませ。
多数のご参加、お待ち申し上げております。
劇場公開決定!(7月9日~渋谷アップリンク)
この度、映画「風は生きよという」の劇場公開が決定しました!
期 間: 2016年7月9日(土)~ 1日1回モーニングショー(期間は2週間を予定しています)
場 所: 渋谷アップリンク (渋谷区宇田川町37-18 トツネビル)
時 間: 劇場へお問合せください (℡ 03-6825-5503)
料 金: 前売 1,200円
当 日: 一般1,500円/学生1,100円/シニア1,100円/アップリンク会員1,000円/障害者(手帳持参)1,000円 + 介助者2名まで各1,000円/呼吸器利用者500円 + 介助者2名まで各500円
※ [トークゲスト]
すべての回で上映後にトークを予定しています。詳細は随時映画公式HPでご案内させて頂きます。
※ [情報保障]
11日(月)、19日(火)は情報保障(バリアフリー字幕・音声ガイド)付上映です。
ということで、さっそく劇場前売券の販売をはじめます!
ご希望の方は、発行物・書籍オーダーフォームからご注文ください。
請求書をお送りさせて頂きますので事前のご入金をお願いいたします。
入金確認が取れ次第、郵送でお送りさせて頂きます。
なお、5枚以上ご購入の方には送料無料とさせて頂きます。
なお、都内5箇所で直接販売もおこなっています。
ふるってお買い求めください!
よろしくお願いいたします。