自立の理念

自立とは

私たちが考える自立とは、重度の障害があっても、どのような障害でも、自分の人生のリーダーシップをとることです。
それは身辺的自立や経済的自立が重要ではなく、自らの人生を自分らしく生きていけるように、一人ひとりが必要なサポートを受けながら生きていくことです。
そして社会でその存在が当たり前となり、障害を理由とするあらゆる社会的障壁※から解放されることです。

※社会的障壁とは…
①社会における事物(通行、利用しにくい施設、設備、適切な情報保障がされていないなど)
②制度(利用しにくい制度など)
③慣行(障害のある方の存在を意識していない慣習、文化など)
④観念(障害のある方への偏見など)

自立生活とは

私たちが考える自立生活とは、入居施設ではなく地域の中でそれぞれの必要なサポートを受けて、誰とどこで、どんなふうに人生を歩んでいくかを自分で決めることです。
障害特性や社会からの抑圧により自分ひとりで決めることが苦手な人も、成功や失敗を積み重ねる機会が奪われることなく、仲間や支援者とともに、選んで、決めて、人生に責任を持って社会参加していくことです。

自立生活運動とは

自立生活運動とは、障害種別を超えて誰もが人としての当たり前の尊厳と権利が守られるために、エンパワメントしあいながら仲間とともに社会を変えていくことです。